ビットコイン(=仮想通貨)とは?

仮想通貨とは?

そもそも仮想通貨とは一体なんなのか。

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電子マネーとは何が違うのか。

安いときに買って高いときに売る...その差額で儲けを出すという構造は、
ビットコインと株の違いはありません。すなわち「投機」です。

では、なぜ今このビットコインにここまで注目が集まっているのでしょうか?
それはビットコインの仕組みが画期的だったからです。

 

仮想通貨だけど限りがある

突然ですが、どうして金(Gold)には価値があるんでしょうか?
その理由は、金(Gold)に限りがあるからです。
まだ採掘されていない金(Gold)も含めて、地球上にある金(Gold)の総量は決まっています。
総量が決まっているからこそ、金(Gold)に価値があるのであって、
道端に転がっている石コロに価値がないのは、いくらでも手に入れることが可能だからです。

これはもちろん金(Gold)に限った話ではありません。
例えば土地もそうでしょう。
都心部の土地が高くて、地方や郊外の土地が安いのは、
都心部の土地に限りがあるからです。
限りがあるからこそ、高いお金を払った人が土地を手入れられるようになるのです。

ビットコインも同様で、仮想通貨という名前の通り、実体のない通貨であるにも関わらず
その発行量には限りがあるのです。

「仮想通貨なんてデータなんだしいくらでも作れるからじゃんじゃん作ったらいいじゃん」と
私も思ったりしたのだけれど、それをするとどうなるかというと、いい例がジンバブエです。

ジンバブエは考え足らずの政策が原因で、超絶インフレを起こしてしまい、経済が破綻してしまいました。
物価がとんでもなく上がってしまい、それに併せてとんでもない額面の基軸通貨ジンバブエドルが量産されました。
その結果として、パンひとつが2000億ジンバブエドルもするという事態になったのです。ちょっと自分でも何言ってるかわからないです。

みんながそれを通貨だと思うから通貨になる

私達の持つ1万円札は、どうして1万円札として扱われているのでしょうか。
ただの紙であるはずなのに、この1万円札で食べ物や服を買うことができるのでしょうか。

それはみんなが1万円札をお金だと認めているからです。

ではなぜ、みんなが1万円札をお金だと認めているのでしょうか?

それは日本銀行が発行しているからです。

日本銀行への信頼、すなわち日本という国への信頼があるからこそ
1万円札が1万円の価値を持つ通貨として扱われているのです。

ビットコインを信用している人がいるから通貨になる

ビットコインを通貨と認めて、信用している人がいるからこそ、
ビットコインは通貨として流通しているのです。

しかしビットコインには、日本円における日本銀行のような通貨を管理する機関や組織は存在しません。
ではなぜ、ビットコインが通貨として流通しているでしょうか。

実は発行主体のいないビットコインの管理は、全ての利用者自身なのです。

その仕組みを支える技術こそが今注目を浴びている、ブロックチェーンなのです。

詳しい説明はまた後日。

では、また。