サトシ・ナカモトは泣いている

最近私の周りでも、ビットコインをはじめとした仮想通貨への投機をしている人が増えてきました。ビットコインのレートも今日(2017/12/15)再び200万円を超えましたね。 ビットコインに興味を持つ人がだんだんと増えてきている証拠でしょう。 中国を中心に仮想通貨のマイニングを事業として行う会社も増えています。 既存の証券会社の中にも、仮想通貨事業を始めるところが出てきています。

まさに仮想通貨のバブル期は今といえるでしょう。 しかし、この今の現状がビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトが思い描いてた仮想通貨の未来なのでしょうか。本当に仮想通貨は「通貨の新しい形」だといえるのでしょうか。

どう考えても想定外

私の個人的な主観も交えて書かせていただくならば、ビットコインの今の姿はサトシ・ナカモトが本来目指していた地点から大きく外れてしまっているように思います。

その根拠として挙げられるが、1BTCが約200万円という今の現状です。
あまりにも価格が高騰した結果として、モノの価値を示す尺度として非常に分かりづらくなってしまいました。

例えば1BTCを200万円と設定した場合、日本円換算で1万円の机を買おうと思って値札を見たら、ビットコイン準拠の表記では0.005BTCとなります。1000円の食器は0.0005BTC、100円のお菓子は0.00005BTCとなるのです。

値段表示において、小数点以下での表記が通常であるというのは違和感を感じざる得ません。

ビットコインが生まれたばかりのときには数円の価値しかなかった1BTCです。
設計の段階で、ここまでレートが跳ね上がることなどまったく想定していなかったでしょう。

(続きは帰ってから書きますね!)