ビットコインはチューリップの球根だ！

お金

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いきなりですが、ビットコインの現状が間違いなくバブルです！
私は経済とか金融とかの専門家でもなんでもないんですが、ビットコインの現状はバブルなんだと断言できます！
断言してますが、もしバブルじゃなかったとしても一切の責任は負いません。あしからず。

どうしてバブルだと思うか、ですか？
それは「ビットコインはバブルじゃない」と言い出す人が増えてきたからです！

まるでチューリップの球根

さて、皆さんは「チューリップ・バブル」をご存知でしょうか。
チューリップとは、皆さんご存知の

さいた　さいた　チューリップの　花が
　ならんだ　ならんだ　　赤　白　黄色

このチューリップです。

「チューリップ・バブル」とは、オランダで17世紀に起きた、おそらく最古の金融バブルです。
当時のオランダでは、チューリップは非常に希少なもので、貴族や富裕層は自分の家の庭園にチューリップを植えることで、自身の権威をアピールしました。
そのためチューリップの球根には当時のオランダ人の平均年収の5倍以上の、家一軒くらい建てられるほどの値段がつきました。今だったら考えられないですよね。 しかも、チューリップは同じ球根でも、環境であったり、球根が病気になるなどの要因で、花の色や模様が変わります。
珍しい色や模様の花が咲いたチューリップの球根には、希少性に応じて、買った当初の何倍もの価値がつくようになったのです。
育てること自体は決して難しくはないチューリップなので、誰もが一攫千金を夢見てチューリップの球根を求めるようになりました。
最も希少なものとなれば、平均年収の30倍の値段が付くというのですから、真面目に働くよりもチューリップの球根に投資した方がいいと考えるのはうなづけますよね。

ところで、この「チューリップ・バブル」の現状、なんだか今のビットコインの現状に似ていませんか？
みんながチューリップの球根での一攫千金を夢見て、みんながチューリップの球根を買い漁り、希少なチューリップの価値がますます上がるという、この最古のバブルにそっくりじゃないですか？

このチューリップ・バブルはなんの前触れもなく突然、弾けました。
急にチューリップの価格が10分の1にまで下がったのです。
チューリップの球根を買うために、土地を担保にしたり、家財を売ったりしていた人たちはあっという間に無一文になりました。
しかも、チューリップ・バブルが盛り上がろうというタイミングで、大商人はいち早くチューリップの取引から手を引いていたため、ほとんど不利益を被りませんでした。 結果、チューリップ・バブルはごく一部が大金持ちになり、その他大勢が無一文になるという偏った構造を生んでしまったのです。

なぜバブルは弾ける？

なぜバブルが弾けるのか。その要因はバブルによって様々でしょう。
日本で1980～90年代に起きたバブルは、ひたすらに価格が上昇をし続ける土地に対して、政府が税制改革を行ったことで、土地の価格上昇が起こらなくなり、土地の上昇を見込んで借金をしていた企業などが、借金を返せずに倒産をしまくりました。それに伴い、銀行が企業にお金を貸すことを渋り始めました。そのために中小企業が経営不振に陥り、やはり倒産してしまいました。こういったことが要因でバブルは弾けました。
先述のチューリップ・バブルでいえば、詳しい要因は定かではありませんが、チューリップの球根に対して規格外の値段を払うことの矛盾に皆が気づき始めたことが要因ではないかとされています。身も蓋もないことをいえば、ただの綺麗な花が咲くだけの球根です。これに年収の何倍もの金額を払うことの違和感をみんなが感じ始めたのではないでしょうか。

ビットコインは当初、数円程度だったにも関わらず、今では200万円以上に価格が跳ね上がっています。
しかも、チューリップの球根と違ってビットコインには実体がありません。
チューリップの球根は価値が暴落したとしても、チューリップの花が欲しい人がいる限り、価値がなくなることはありません。
しかし、ビットコインでいえば、価値が暴落した時に、残るものは何もありません。
政府がビットコインをはじめとした仮想通貨になんらかの規制を設ける可能性も十分にあります。
バブルにおいて、有識者や専門家のような人が現れて「今後、絶対に値上がりする。儲けたいなら今買うべきだ」というようなことをさも理論的に唱えはじめたら、いよいよ危ないとも言われています。

ビットコインで儲けている人をみると、射幸心を煽られて、「自分でもそうなれるんじゃないか」と誰もが考えます。
その結果として、バブルは膨れ上がっていきます。しかし、至極当然なことですが、全員が儲けられるマネーゲームはあり得ません。

ビットコインがバブルかどうか、それは破裂するまで分かりません。
「ビットコインはバブルではない！ 価格高騰などの表層的な情報だけ見て判断するのは間違いだ」と言う人もいます。
確かにビットコインにはそれまでのバブルとは異なる様相があるのも事実です。
結局のところ、ビットコインが今後どうなるかなど誰にも分からないのです。

だからこそ、誰かの言葉に惑わされず、自分自身で知識をつけて、仮想通貨の未来を見据えることが肝要であると思います。

ビットコインがバブルである！という立場で書かせていただきました。
しかし、「バブル＝悪」だと言っているわけではなくて、あくまで身の丈にあった投資をするのがいいんじゃないかと思っています。
良き仮想通貨ライフがあらんことを。

では、また。