サトシ・ナカモトは泣いている
最近私の周りでも、ビットコインをはじめとした仮想通貨への投機をしている人が増えてきました。ビットコインのレートも今日(2017/12/15)再び200万円を超えましたね。 ビットコインに興味を持つ人がだんだんと増えてきている証拠でしょう。 中国を中心に仮想通貨のマイニングを事業として行う会社も増えています。 既存の証券会社の中にも、仮想通貨事業を始めるところが出てきています。
まさに仮想通貨のバブル期は今といえるでしょう。 しかし、この今の現状がビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトが思い描いてた仮想通貨の未来なのでしょうか。本当に仮想通貨は「通貨の新しい形」だといえるのでしょうか。
続きを読むブロックサイズ戦争勃発
ビットコインに用いられるブロックチェーンという技術。
このブロックチェーンにおけるブロックとはマイナーによる承認作業を経て正当性が認められた取引記録の塊です。
ビットコインにおけるブロック、実は容量の上限が1MBと決まられており、この容量の上限を越える取引記録は次以降のブロックに持ち越しになってしまうのです。
取引記録がブロックに格納されるタイミングが遅れるということはすなわち、送金の完了が遅くなるということなのです。
ビットコインに注目が集まる今、ビットコインネットワークの参加者は非常に増えており、取引も盛んに行われています。
その結果、1ブロックに収まりきらない取引が増え、大幅な遅延が発生が起こりうるのです。
その問題を解決するために、ブロックサイズの引き上げをするべきという声が上がっているのです。
続きを読むICOってなんだ?
仮想通貨について語る上で、ICOの知識は欠かせません。
ICOとは「Initial Coin Offering」の略称で、「新規仮想通貨公開」という意味になります。
事業者が独自の「トークン」とよばれる仮想通貨を発行し、投資家から開発費や新規事業費などの資金を調達するという仕組みとなっています。
「それって株式と同じでは?」と思うかもしれませんが、ざっくりと下記のような違いがあります。
- 配当金を支払う必要がない。
- 事業の規模が小さくても利用可能。
- 少額からでも投資ができる。
- 投資家は購入した仮想通貨を転売できる。
などなど、いいこと尽くしのように思えますが、
実は色々と懸念点や問題点も抱えているのがICOなのです。